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新社会人の3割がすでに「辞めたい」と思った経験あり 主な理由は「仕事がきつい」「労働時間が長い」

2016年06月04日 15:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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時代が変われば新社会人のタイプもいろいろだ。4月の入社から丸2か月が経ったものの、いまだに新社会人たちの考えがわからず、対応に困っている人も多いだろう。

6月3日、マクロミルは2016年4月から働き始めた全国の新社会人(会社員・公務員)を対象にした「2016年 新社会人の意識調査」結果を発表した。調査は、5月12日~16日にかけてインターネット上で実施し、200名から回答を得た。

約半数が第1志望に入社、「職場の人間関係」には満足している傾向

ここ数年の就活は「売り手市場」が続いているが、就職先は「第1希望」と回答した新社会人は51%おり、約半数が希望通りの就職を果たしていることがわかった。2009年以降、最も高い割合だという。

就職先に満足と答えた新社会人の割合は69%と例年並みだ。満足と感じる理由として、「職場の人間関係が良い」が3年連続で50%台を推移しており、同期や先輩・上司との人間関係が新社会人の満足度に大きく関係していることがうかがえる。

しかし会社への満足度は比較的高い一方で、「入社してから会社を辞めたいと思ったことはあるか」という質問に対して、約30%の新社会人が「ある」と回答している。

辞めたいと思う理由の1位が「仕事がきつい」で37%、2位が「労働時間が長い」で32%だった。一方、「上司や先輩との人間関係」は昨年に比べると約10ポイント低下しており、人間関係が嫌で辞めたくなる人は減っている。

「飲み会には参加したい」という人は多いが、SNSで繋がることには消極的

ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)など、何かとネタにされがちなゆとり世代。今年の新社会人もゆとり世代だが、「ゆとり」と呼ばれることをどう感じているのだろうか。

約11%が「かなり抵抗がある」、約27%が「抵抗がある」と回答しており、全体の約4割の新社会人が不快に思っているようだ。入社後に「ゆとり」と言われたことがあるかという質問に対しては、男性の26%、女性の10%が「言われた」と回答している。なぜか男性の方が「ゆとり」と言われる傾向があるようだ。

ただ、ゆとり世代と言えば、付き合いが悪い、コミュニケーションスキルがないというイメージを持つかもしれないが、実際はそうでもない。

「勤務時間以外でもコミュニケーションが必要だと思うか」という質問に対しは、約9割の新社会人が必要と回答している。

「職場の上司や先輩から飲み会に誘われたら、どの程度参加したいか」という質問に対しては、「参加したい(『なるべく参加したい』含む)」と回答した人は74%にも上った。ゆとりだから飲み会に来ないとは一概には言えないようだ。

ただ、「職場の人から SNSの申請やフォローが来たらどう感じ、対応するか」という質問については、相手が上司や同僚ではなく同僚であっても「嬉しいので、受け入れる」と答えた人は過去2年間で減少している。職場での人間関係は重視しても、SNSを通じたプライベートでの付き合いには消極的な考えを持っているようだ。

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