トップへ

元パナソニック出身の日本人が開発!エアコンをスマート化するIoTプロダクト「Nature Remo」は省エネにも貢献

2016年06月04日 14:51  Techable

Techable

写真
近年、めざましい発展を遂げているIoT分野。日本国内からまた1つ、頼もしいプロダクトが登場したので、ご紹介したい。

「Nature Remo」は、コントローラー機能および電源制御機能(パワープラグ)を有するデバイスと、スマートフォンアプリで構成されたIoTプロダクト。インターネットを通じて、エアコンをはじめとする家電のリモコン操作が、どこからでもできるようになるというもの。
・アプリを使ってどこからでもエアコンを操作
仕組みは、次の通り。家庭用ルーターからインターネットに接続し、スマートフォンアプリとモバイルネットワークを経由して通信。エアコンに対しては、デバイス自体から赤外線通信によって、コマンドを送信する。

デバイスには、温度計機能、湿度計機能、人感センサー、照度センサー、ノイズセンサーも搭載。室内の人やペットを検知する他、過去の操作履歴を自動で学習。電気代節約にも、大いに貢献する。

さらに、デバイス操作を可能にするAPIも公開。他のIoTプロダクトとの連携や、「Nature Remo」を活用するスマートフォンアプリの登場などを促進する。IFTTT (If This Then That)や、Amazon Echoとの連携もOKだ。
・バーチャルパワープラント普及をめざして開発
開発元は、ボストンを拠点に活動するスタートアップ、Nature Inc。

情報工学の専門家である塩出氏と、元パナソニック社員の大塚氏の2名で起業。化石燃料が乏しい日本で、バーチャルパワープラントを普及させ、エネルギーを自給自足する未来を作りたいという思いから、製品開発に至った。

正式発売は、8月を予定(日米同時)。現在は、Kickstaterで支援を募集している。公開は、6月22日まで。プレオーダー価格は、59ドル(約6,540円)から。

Nature Remo/Kickstarter