フェリペ・マッサは、F1参戦15年目となる2017年シーズンに向けての契約延長に関する協議を、現在在籍するウイリアムズと開始したという。
マッサは2016年シーズン、これまでの全6戦でポイントを獲得している唯一のドライバーとなっている。ドライバーズランキングでは7位につけており、チームメイトのバルテリ・ボッタス(8位)を8ポイント上回る。ウイリアムズ側と来シーズンの契約に関する話し合いを開始したかと聞かれると、マッサは以下のように答えた。
「もちろん、話し合いはしている。来シーズンがどうなるかについて、時間を無駄にするようなことは絶対にしない。話し合いをして何が起きるかを注視していく」
マッサはフェラーリでの8年間を含む自身の経験が、大きなレギュレーション変更を迎える来シーズンにおいて、車両開発の点で重要な役割を努めると考えている。
「何を言うべきかを理解しているドライバーがいることが、とても重要だと思う。彼らはどこを改善すべきかをわかっているし、正直に言えば、それは僕がこの数年間ウイリアムズでしてきたことだ。このチームの進歩の一部は、僕の指摘や経験、マシンやチームを改善するためにしてきた助言にもとづいている。この2年間、僕たちが目にしてきたことだ」
ボッタスは「この話を始めるには、早過ぎると思う」と話しており、5シーズン目となる来季の契約継続に関する協議をまだ始めていないという。マッサは将来的に他のカテゴリーに挑戦する意思はあるものの、それはF1を引退してからになると語る。以前、ロマン・グロージャンがF1のスケジュールの合間にNASCAR参戦を希望すると報じられた際、マッサは以下のようにコメントしている。
「どんなものであるとしても、違うマシンやカテゴリーに挑戦するのは良いことだ。あまりに違いすぎるから、自分がNASCARに参戦することは想像できないし、その場合はまったくゼロからのスタートをすることになるだろう。ラリーに出るのと同じくらい、違うカテゴリーになる。でも例えばWECやDTM、フォーミュラEのようなカテゴリーに出ることは想像できる。まだわからないけどね」