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マーティン・スコセッシ、高倉健ドキュメンタリー『健さん』出演へ ポスタービジュアルも公開

2016年06月03日 20:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『健さん』(c)2016 Team "KEN SAN”

 『タクシードライバー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーティン・スコセッシ監督が、8月20日に公開される高倉健のドキュメンタリー映画『健さん』に出演することが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。


参考:高倉健ドキュメンタリー映画『健さん』に山田洋次、降旗康男、梅宮辰夫ら出演へ


 本作は、2014年11月10日に逝去した高倉健の長編ドキュメンタリー映画。ニューヨーク在住の写真家/映画監督・日比遊一がメガホンを取り、高倉にゆかりの深い人物、国内外20人以上の証言とともに高倉の素顔に迫る。


 山田洋次監督や梅宮辰夫ら、日本の映画人をはじめ、『ブラック・レイン』で高倉と共演したマイケル・ダグラス、高倉ファンを公言している『レッドクリフ』シリーズのジョン・ウー監督ら、海外の俳優や監督のインタビューを収録。「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」などの高倉による人生哲学も収められている。


 スコセッシ監督は劇中で、高倉と長年連絡を取り合いながらも、共に仕事をすることがかなわなかった無念や、高倉との出会いなどの思い出を語っている。


 あわせて公開されたポスタービジュアルは、上段に生前の高倉とゆかりが深い映画人や関係者の名前が綴られ、下段には過去に数々の高倉の肖像を世に送り出した、福山小夜の絵が使用されている。“健さん”というメインタイトルを書いたのは、2009年に旭日小綬章を受章した書家・中野北溟、デザインは長友啓典が手掛けた。


 なお、『健さん』は、現地時間6月11日から19日にかけて行われる第19回上海国際映画祭「2016上海・日本映画週間」への出品が決定しており、上海国際映画祭レッドカーペット、 日本映画週間オープニングセレモニー、日本映画週間レセプションパーティー、『健さん」舞台挨拶に日比遊一監督が参加する予定だ。(リアルサウンド編集部)