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ニットメーカー イエリデザインプロダクツが民事再生法の適用申請

2016年06月03日 17:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 ウィメンズニットの企画・卸を手掛けるイエリデザインプロダクツが、6月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日監督命令を受けたと帝国データバンクが報じた。負債は債権者約110名に対し約16億円とされている。

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 1997年設立のイエリデザインプロダクツは、都会的で洗練されたキャリア女性向けの「エクオ(equo)」や「ガランス(GALANCE)」、ニットアクセサリーブランドの「ファボア(favoir)」などのニットブランドを展開。手塚浩二代表は、フォーワード・アパレル・カンパニーが「ファクトタム(FACTOTUM)」の有働幸司をデザイナーに迎えたブランド「エレホン(Erewhon)」をはじめ、国内を中心に活躍するデザイナーとの協業ブランドの立ち上げにも携わっていた。帝国データバンクによれば、近年の低価格志向の強まりから店頭価格が低迷するなど収益体制が悪化しており、今回取引先への支払いにも支障を来す事態に陥ったことから民事再生法の適用の申請に至ったという。