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深田恭子、『アリス・イン・ワンダーランド』続編で再び“白の女王・ミラーナ”声優に

2016年06月03日 05:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(c)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 女優の深田恭子が、ティム・バートン監督最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の日本語吹替版声優を、前作に引き続き務めることが発表された。


参考:『アリス・イン・ワンダーランド』の世界を堪能 「アリスと時間のアート展」開催決定


 本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”を描いたファンタジー・アドベンチャー。再びワンダーランドへと誘われたアリスが、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼり冒険する模様を描く。


 前作に引き続き、アリス役をミア・ワシコウスカ、マッドハッタ―役をジョニー・デップ、白の女王役をアン・ハサウェイ、赤の女王役をヘレナ・ボナム=カーターがそれぞれ演じるほか、“時間”を司るタイム役で、『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンが出演する。


 深田は、ディズニー作品初参加で声優初挑戦だった前作に引き続き、ハサウェイ演じる“白の女王・ミラーナ”の吹替を担当する。白の女王・ミラーナは、赤の女王の妹で、現在のアンダーランドの統治者で、皆から愛される美しい女性。全てをハッピーに見せる善き女王だが、実は複雑な心を抑えており、今作では赤の女王との間にある幼少期の秘密が明らかになる。また、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救えるのはアリスだけだと考え、時間の番人“タイム”の元へとアリスを導いていく。


 前作から続投となる深田の起用は「ドラマや舞台で演じられる可憐で優しい雰囲気が、皆から愛される白の女王・ミラーナのイメージに合致し、柔らかい感情の機微を表現してもらえる唯一無二の女優」という経緯から実現した。また白の女王役・深田のほか、マッドハッタ―役の平田広明、アリス役の安藤瞳、赤の女王役の朴ロ美も引き続き声優を担当する。


【深田恭子(白の女王・ミラーナ役)コメント】


■再びアリスの世界に戻る気持ち


お話しいただいた時に、まずは作品に続きがある、という嬉しさがあったのと、またこの“白の女王”の役をいただけてとてもありがい気持ちになりました。前作を観た時の色彩や音、また3D映像がとても印象に残っていたので、今回はどんな作品になるんだろうとすごく楽しみにしてます。


■6年ぶりに白の女王を演じた感想


前作では、キッチンで会話をしながら料理をつくる、というシーンがとても難しかったです。今回の白の女王は、前回と違って、より特徴的で温かみがあり、そしてキュートだなと思いました。やっぱり動きは可愛いです。今回ももちろんすごく面白かったし魅せる映画だなと思ったんですが、その中でもお姉さんとの関係の話だったりだとは、心に響きましたね。


■白の女王を演じているアン・ハサウェイについての印象


年齢も近いですし、女優としても女性としてもすごく人間味のある方だなと思います。どんな役でも演じ、可愛い役も、「プラダを着た悪魔」のような役も、「レ・ミゼラブル」のような役も、とにかく色んな役を演じられる方だなと思います。素晴らしい女優さんであり、とくに可愛さも持っているのは素敵だなと思います。


■本作のテーマから、過去の経験から学び、生かしていること


私は、何でも「こうすればよかった」と反省することが多く、「あの時にこっちの判断をしていたら、こういう未来になっていたかもしれない」と、どうにもならない事なんですが、そういうことを考えるのがわりと好きです。自分で「未来を変えよう」とか、「全力をつくせば、必ずいい方向にいくはずだ」と、信じて、何事にも向かっていきたい、とは思いますが、やっぱり後悔したりもします。ただ実際、過去に戻って何かを変えたい、というのは、ないですね。それはきちんと受け入れます。今回の話は、一見タイムが悪い人なのかなとも思ってしまいますが、考えさせられるお話しでしたね。


■『不思議の国のアリス』への思い入れ(原作が好き、グッズを持っている、など)


もちろんビデオは持っていて何回も観ています。私はアリスとお花たちとのシーンが好きです。お花たちと歌ったり踊ったり、あとはセリフでも出てきますが、私自身が小さいものが大好きで、キノコ食べて小さくなる、大きくなるなどのシーンも好きで、想像力が膨らみます。あとは「何でもない日、万歳」のシーンも好きです。なんて幸せなセリフなのかな、とも思いますし、たくさん好きなところはあります。


■監督からのアドバイスや今回のアフレコ収録のエピソード


演じていてとても幸せでした。自分が白の女王になったような、アン・ハサウェイさんになったような気持ちで演じられた時間が幸せでした。苦労とかはなく、とにかく楽しかったです。前作も見直し、今回と印象も違うので、今回の方が感情的にした方がいいか? という点を監督さんと相談しました。その際、「ワンダーランドの世界の人たちは時が止まっていて成長はしていない」ということもお聞きし、前作 と同じテンションで大きく変えることなく演じました。ただ、私も妹がいるので“姉妹のシーン”は大切に演じたいと思い、特に感情移入してしまいました。


■妹とのシーンを思い出しながら演じたか


最近、姉妹のストーリーでいうと「アナ雪」を観てましたので、やはり感情移入してしまいました。姉は悪者みたいな感じですけど、本当は頑張っているのに、妹ってズルい! みたいな。そう思うことはあります(笑)今回も白の女王がフワフワって可愛くしてるのに、じつはお姉さんに悲しい過去があったりして。私の場合だと、小さい時に妹が悪いことしても、連帯責任という点で姉の私も怒られてしまったり・・・ という誰しもが共感できるような部分があるんじゃないかと思います。


(リアルサウンド編集部)