ホンダ・レーシング(HRC)は2日、レプソル・ホンダに所属するマルク・マルケスと2017年からの2年契約に合意したことを発表した。
マルケスはMoto2クラスと125ccクラス(現Moto3クラス)で合計4回チャンピオンを獲得し、2013年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスにデビュー。参戦初年度から速さを見せ、2013年、2014年と2年連続でチャンピオンに輝いた。
HRCはマルケスの母国レースであるカタルニアGPを前に契約延長を発表。チームメイトのダニ・ペドロサはすでに2年間の契約更新をしており、レプソル・ホンダは2018年までマルケスとペドロサのコンビで戦うことになった。
マルケスは今回の契約更新に対して、次のようにコメントしている。
「いい思い出の特に多いホームのカタルニアGPというタイミングでHRCとの契約更新を発表できることをとてもうれしく思う。レプソル・ホンダ・チームとの信頼関係は厚く、このチームの一員であり続けることを心から願っている」
「この3年半、共に素晴らしい勝利やシリーズチャンピオンを経験し、さまざまなことにチャレンジしてきたが、これらはチームとして強くなる糧だと考えている。今シーズンはタイトル獲得に向けて、チーム一丸となって全力を尽くしていきたい。ホンダの一員でいることはとても光栄であり、今後の2シーズンもこのチームで走り続けることができることに感謝している」
HRCの取締役副社長、中本修平氏もマルケスの契約更新を歓迎している。
「マルク・マルケス選手を今後2シーズンにわたり、ワークスチームのライダーとして迎えられることを光栄に思います。マルケス選手は間違いなく、MotoGPの現在と未来を担う選手です。お互いの信頼関係は厚く、マルケス選手とHondaの双方が、一つのチームであり続けたいと強く望んでいたことから、今回の契約の更新は急ぎませんでした」
「マルケス選手はこの4年間で飛躍的な成長を遂げ、2014年に10連勝を飾ったときと比べても著しく成長しています。彼はまだ若いとはいえ、私たちとの関係も長く、その豊富な経験はマシンを開発していく上で不可欠だと確信しています」