ヤマハは2日、MotoGP世界選手権でモンスター・ヤマハ・テック3から参戦するポル・エスパルガロとの契約を今季限りで終了することを発表した。
2013年にMoto2クラスでチャンピオンを獲得したエスパルガロは、2014年にモンスター・ヤマハ・テック3から最高峰クラスにデビュー。その年にルーキー・オブ・ザ・イヤーとトップ・サテライト・ライダーを獲得する活躍をみせた。
15年は鈴鹿8時間耐久ロードレースにも出場。中須賀克行、ブラッドリー・スミスと組んで、ヤマハに19年ぶりの優勝をもたらした。16年も中須賀、アレックス・ローズとともにヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの一員として出場することが決まっているが、今回の発表を受け、今シーズン限りでヤマハとの関係が終わりを迎えることになった。
16年のMotoGPは現在6戦を終え、エスパルガロは48ポイントを獲得。ランキング7位につけており、サテライト勢のランキングトップをキープしている。
ヤマハとテック3は「エスパルガロ選手の多大なる功績を称え、感謝するとともに、来シーズンの新たなチャレンジに繋がる成績のため、残る12戦も最大限のサポートを続けます」と述べている。
テック3の来季体制は決定次第発表するとのこと。すでに加入が決まっているジョナス・フォルガーのチームメイトが誰になるか気になるところだ。
また、エスパルガロの去就は明らかになていないが、2017年の所属チームの候補にKTMの名前が挙がっている。