昨年のスケジュールとは変わり、経緯団連の定める面接解禁日が6月1日となった2017年卒業予定学生の就職活動。本来であれば、これから一次、二次……と進んでいくところだが、解禁前から学生に接触し、1日になった瞬間に「内定」を出すという企業も多いようだ。ツイッターには昨日から学生たちの内定報告が相次いでいる。
「面接終わって3時間後に内定通知きたw」「狙ってたところ2つ内定出た」
「第一志望の内定もろたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!長かったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「しゃあーー第一志望内定きたーーー!!クソ暑い中スーツで頑張って良かったぁ」
「【速報】大学4年生僕、希望の企業から正式内定頂き今日をもって就職活動終了」
「メーカーさんからの内定もらえた!! なんだかんだ辛かった就活ともお別れ 残り少ない学生生活を充実させたーい」
今年の就活は短期決戦といわれているが、活動時期が短くても就活が憂うつなのには変わりがないだろう。内定の出た学生は喜びに満ち溢れている。最終面接から内定が出るまでのスピードも速いようだ。「最終面接内で内定いただけた……!」「面接終わって3時間後に内定通知きたw」といったツイートもあった。
複数の企業から内定を貰い、頭を悩ませている学生もいた。
「内定5個目でたw どこにしようか迷いすぎてあみだくじを作っています」
「やばいー 狙ってたところ2つ内定出てしまった どちらを選ぶべきか」
6月1日に学情が発表した「内々定率速報レポート」では、主要大学の440人の就活生に内々定率を聞いている。内々定率「国公私立(理系)」49.5%、「国公立(文系)」41.1%、「私立(文系)」43.4%。
調査は面接解禁前の5月23日から28日にかけて行われたものだが、理系の学生はすでに半数近くが内定を持っているということになる。解禁後さらに内定率が高まっていることは間違いないだろう。
周囲の内定報告に焦る人も…「まだ頑張ってる人いるのに」
一方で、現在進行形で就活に取り組んでいる学生は、焦りを感じたり周囲の様子に翻弄されたりしているようだ。
「今月中には内定貰って就活終わらせたいな」
「内定ゼロという焦燥感、劣等感が笑顔をなくす」
「なんでTwitterで内定もらいましたとか言っちゃうの?まだ頑張ってる人いるのに…」
マイナビが2240社から回答を得て4月に公表した「2017年卒 マイナビ企業新卒採用調査」によれば、6月が内々定のピークとなっている。まさに今が踏ん張りどころといえそうだ。
ただ、6月から採用活動を終了し始める企業が増えるが、内定式のある10月までは採用を続ける企業も多い。採用活動終了時期を9月と答えた企業は14.3%、10月でも14.7%ある。短期化の影響で企業研究の時間などがあまり取れず、就職してからミスマッチが起こるのではという懸念もあがっているため、焦らずに自分のペースで進めることも重要だろう。
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