マックス・フェルスタッペンのモナコGPは、初優勝を達成したスペインGPとは対照的な結果に終わった。しかしレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンはまだ学習の途中であるとして、彼の才能には何の疑問を抱いていないと述べた。
フェルスタッペンは、モナコの週末を通して大きなクラッシュを2回喫した。予選Q1でスイミングプール出口でクラッシュ、決勝ではシャシーを交換し、ピットレーンスタートとなった。レースで9位までポジションを上げていたフェルスタッペンだが、マスネで再びバリアに突っ込んてリタイアとなった。その他に彼はFP3でもウォールにヒットしている。
「チームに謝らなければならない。一生懸命マシンを準備してくれた結果、こんなことが起こるなんてあってはならないことだ」とフェルスタッペン。
「彼らにふさわしい結果を持ち帰ることができなかった。本当に申し訳ないと思っている。ただただ自分にがっかりだ」
現在18歳のフェルスタッペンはレッドブルに移籍したてのスペインGPで優勝、F1ウイナーとしての最年少記録を打ち立てた。それと比べてモナコではあまりにもパフォーマンスの落差が大きかったが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、全く心配はしていないと語った。
「彼はレース前半はとてもうまくいっていた。何度も見事なオーバーテイクを行い、ポジションを順調に上げていた。トップ10圏内を走り、プッシュしていた」
「(ニコ・)ロズベルグにも届くかもしれないと彼は思っていた。しかし運悪く上り坂の頂上で(濡れた)路面コンディションに足をすくわれた。そうなったのは彼だけではない」
「確かに2週間前とは非常に対照的な週末になった。だがそれも学習の過程の一部だ」
「彼は素晴らしいペースで学習を積んでいる。来年同じミスをするとは思わない」
「彼は極めて安定しており、頭がよく、知的な人物だ。今週末に起きたことの責任を引き受け、そこから学ぶはずだ」