マクラーレンのグループCEO、ロン・デニスは、今後数戦でホンダのパワーユニットが大幅に改善されると語った。
パワーユニットマニュファクチャラー4社の中で、ホンダのみが開幕以降、トークンを使用したアップグレードを行っていない。そのため、使用可能な14トークンをどこで入れるのかに関心が高まっている。
デニスは具体的な開発プランについては語らなかったものの、「今後数戦」でホンダは大きく改善すると発言した。
「今後数戦でパートナーのホンダは非常に大きな改善を遂げるだろう」とデニスはSky Sports Newsに対して語った。
「(今シーズン)勝てる状態になることが可能だと言えば、それはいくぶん楽観的な見方になるが、それでも毎戦勝つことを目標にしてグランプリに臨んでいる。今は困難な仕事に取り組んでいる」
モナコGPではフェルナンド・アロンソが、新生マクラーレン・ホンダにとってベストタイの5位を獲得したが、デニスは、戦略を活用して達成できた結果であると慎重な姿勢を示した。
「正しい方向に一歩進んだのは確かだ。フェルナンドはレース中、強力なライバルに屈することなくポジションを守り切った。だがマシンパフォーマンスというよりもレース戦略が優れていたからこそ成し遂げられた結果だ」
次戦カナダGPでホンダが大規模アップグレードを行うという推測もなされているが、現時点ではマクラーレンもホンダもそれを認めてはいない。