ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、モナコで2台がポイントを獲得したことは喜ばしい結果だが、マシンパフォーマンス自体は期待外れだったと語った。
モナコGPでフェルナンド・アロンソは5位、ジェンソン・バトンは9位に入り、マクラーレン・ホンダはダブル入賞を成し遂げた。しかし予選ではアロンソが10位に入るのが精いっぱいで、ドライバーもチームも、モナコではもっといいパフォーマンスを期待していたと述べていた。
「マシンのパフォーマンスは予想していたほどはよくありませんでした。もっとこのサーキットに合っていると思っていました」と長谷川総責任者が述べたとF1iが報じた。
「それでも5位と9位というのはとてもいい結果でした。ファクトリーにとっても、もちろんドライバーたちにとっても、非常に心強い結果です」
決勝はウエットからドライへとコンディションが変化し、何度かクラッシュも起きた荒れた展開となり、それをうまく利用することでふたりともグリッドより上位を獲得することができた。長谷川総責任者は、パフォーマンス自体によって好結果を得られるようにならなければいけないと語った。
「もちろん、私の立場でテクニカルエンジニアリング面から言うと、幸運やレーシングインシデントが必要ないよう、真の技術パフォーマンスを向上させることを目指しています」
「それでもチームのパフォーマンスという点では、ドライバーふたりが非常に優秀で、その能力によってこの結果を得ることができました。チームの戦略もよく、タイヤ交換のタイミングもとてもよかった」
「つまり、この極めて難しいレースで、私たちはチームとしてのパフォーマンスを発揮できたということです。それはとても励みになります」