29日に決勝レースが行われた第100回インディアナポリス500マイルレースは、ルーキーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が制す劇的な展開となった。翌日30日の表彰式でロッシは、賞金2,548,743ドル(約2億8300万円)を手にした。
オーバル2戦目のルーキー、アレクサンダー・ロッシが記念すべき第100回のインディ500を制した。昨年F1デビューし5戦に参戦するも、レギュラーシートを得ることができずアンドレッティ・オートスポートからインディカーに参戦していた。
今年は序盤からトップが入れ替わる展開でレースは進み、リードチェンジは史上2番目に多い54回を記録。リードラップを記録したのは14人という混戦となり、最後は燃費走行を成功させたロッシが4.4975秒差で逃げ切りインディ500ウイナーに輝いた。
ルーキーがインディ500を制したのは、2001年のエリオ・カストロネベス以来。アメリカ人ルーキーでは、1928年のルイ・メイヤー以来だ。
翌日には例年通り表彰式が開催。33人のドライバーに賞金が授与された。今年の賞金総額は、13,273,253ドル(約14億7600万円)。優勝したロッシはルーキー・オブ・ザ・イヤーの5,000ドルを含む賞金2,548,743ドル(約2億8300万円)を手にした。
2位に敗れたカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)は、788,743ドル(約8775万円)。3位のジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)は、574,243ドル(約6400万円)。リタイアに終わり26位となった佐藤琢磨(AJフォイト)は、338,243ドル(約3800万)だった。