2016年F1モナコGP決勝で、ザウバーのマーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセは両者接触によりリタイアを喫した。
■ザウバーF1チーム
マーカス・エリクソン 決勝=リタイア
こんな風にレースを終えることになり、ものすごくがっかりしている。少しギャンブルをして、早い段階でスリックに交換した。うまくいったけれど、ブルーフラッグの影響を受けたのが理想的ではなかった。ラインを外れて他のドライバーたちに譲らなければならなかったんだ。そのためにタイヤが冷えてしまった。
タイヤがうまく機能し始めると、フェリペ(ナッセ)に追いついてきた。彼に押さえられる形になったが、無線でフェリペには連絡がいったと聞いた。その後、ギャップを見つけたので、彼を抜こうとした。結果はご存じのとおりだ。
厳しい状況だけど、こういう時こそ団結することがより一層大事になる。謝りたい。二度と同じことが起こらないようにする。
フェリペ・ナッセ 決勝=リタイア
ふたりとも完走できないなんて残念な結果だ。チームにとって最悪のシナリオだ。マーカスと僕は戦略が違っていた。彼の2回目のピットストップは僕より早く行われた。僕のタイヤには熱が入り始めて、前のマシンに追いついてきていた。だからポジションを入れ替えるというのは、僕にとっては適切なタイミングには思えなかった。ラスカスで突然マシンに衝撃を感じた。
チーム全員が懸命に働いているだけに、すごく残念だ。こんなことになったことを謝りたい。二度とこういうことが起こらないようにしなければならない。