2016年F1モナコGP決勝で、ハースF1のロマン・グロージャンは13位、エステバン・グティエレスは11位だった。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=13位
キミ(・ライコネン)にバリアの方へ追いやられて、リバースギヤで脱出するしかなかった。それですべて台無しさ。僕はポジションを失い、レースはそこで終わったも同然だった。
それからずっとマノーの後ろを走り続けるのは本当に辛かった。乾いたラインは1本しかなくて、オーバーテイクは不可能だったんだ。60周ほども同じクルマの背後を走り続けながら、できることはすべて試したんだけどね。
良い知らせは、シャシーがうまく機能して、セットアップが決まっていたことだ。キミと絡むまでは(フェリペ・)マッサの前にいたのだから、ポイント獲得は十分に可能だったと思う。スタートした位置を考えると、もしそうなればスゴいことだっただろうね。
エステバン・グティエレス 決勝=11位
とても厳しいレースだった。前半戦はすごく良かっただけに、複雑な気分だよ。僕のウエットでのペースは素晴らしかった。ところが、ウルトラソフトに履き替えた途端に、クルマを信じてドライブできなくなってしまったんだ。それが苦戦の始まりで、モナコではクルマを信頼できないと大幅にペースが落ちることになる。
全体として見れば、タイヤをより良く理解して、ペースの一貫性を獲得するために、チームとして学べることがいろいろとあると思うし、それが今日の一番の課題だった。