2016年F1モナコGP決勝で、マノーのパスカル・ウェーレインは14位、リオ・ハリアントは15位だった。
■マノー・レーシングMRT
パスカル・ウェーレイン 決勝=14位
正直に言って、とても厳しい一日だった。レース序盤のまだ路面がかなり濡れている段階で、僕らはウエットタイヤでステイアウトし、できるだけ長いスティントを走ろうと決めた。そして、他のクルマが早めにピットインしてインターに履き替える間にトラックポジションを稼ぎ、自分のピットストップを済ませた時点で、何台かの前に出ることができた。
僕らの戦略は完璧に機能していた。実際、僕はチェッカードフラッグを受けるまで、ハースの1台(ロマン・グロージャン)を背後に抑え込むことさえできたんだ。
それだけに、ふたつのペナルティ(バーチャル・セーフティカー出動時のタイムの規定違反とブルーフラッグ無視で各10秒加算)でレースが台無しになり、順位を下げてしまったのが残念だ。レースが始まった時点では、14位なら良い成績だと思えたかもしれないけどね。
チャレンジングな週末ではあったものの、モナコでの初レースはものすごくエキサイティングだった。いくつか残念なことがあったのを別とすれば、この経験を心から楽しめたよ。
リオ・ハリアント 決勝=15位
今日は難しいレースだった。見てのとおり、序盤のウエットコンディションは、誰にとってもかなりトリッキーなものだった。それでも、僕はスタート直後からペースを保つことができて、最初の2スティントはまずまずの出来だった。
ただ、その後はトラフィックの中で走る時間が増え、絶えず青旗を出されていたので、タイヤの温度を維持するのが困難になって、ラップタイムが落ちてしまった。
厳しい一日だったけど、初めてモナコGPに出走するのは僕にとって大きな栄誉でもあった。次のカナダを楽しみにしている。モントリオールのコースは、ここよりも僕らのクルマに合っているはずだからね。