2016年F1モナコ決勝で、ルノーのケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーはともにリタイアに終わった。
■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=リタイア
スタートはうまく決まって、早いうちにインターミディエイトに交換するという戦略もすごく良かった。あれほど早い時期にタイヤを履き替えたのは僕らだけで、実際に正しい判断だった。他の多くのドライバーがピットに入る前に追いついて、ずいぶんポジションを稼ぐことができたからね。
ただ、残念なことに、(ダニール・)クビアトが何を血迷ったのか僕に突っ込んできて、そこで僕のレースは実質的に終わってしまったんだ。
その後も走り続けることはできて、もう失うものはなかったので早めにスリックに履き替えたけど、結局はウォールをヒットしてフロントウイングを壊してしまった。その時点ですでに何周か遅れていたし、クルマにもダメージがあったから、リタイアしようということになった。
決勝レースについては、すごく楽観的に考えていたので、良い週末にならなくて残念だ。もう気持ちをカナダに切り替えて、向こうで良い週末を送ることを考えたい。モントリオールは僕らの長所が生かせるコースで、クルマのアップデートの効果も発揮できるはずだ。
ジョリオン・パーマー 決勝=リタイア
セーフティカーが入ってからはトラクションが最悪で、足元をすくわれてしまった。コースを横切っている白線に乗って、5速ギヤでホイールスピンを起こしたんだ。そうなったら、もうどうしようもない。僕は何もできないまま、ノーズからウォールに突っ込んだ。
白線が滑りやすいことは知っていたけど、とにかくあちこちにあるから、避けながら走るのはすごく難しい。このコースは大好きだし、過去には成績も良かったのでがっかりだ。だけど、もうこの週末のことは忘れて、次のカナダを楽しみにしたい。今年のモナコは僕にとってはいいレースではなかったので、次のレースに気持ちを切り替えて、もっと良い週末を過ごせるようにしたいね。