トロロッソのダニール・クビアトは、F1モナコGPの決勝レース中に、ルノーのケビン・マグヌッセンと接触。18コーナーでの事故について責任が問われ、次戦カナダGPで3グリッド降格のペナルティを受けることになった。
クビアトはセーフティカー先導でスタートしたレースにおいて、電気系のトラブルに見舞われたため、1周目にピットイン。ステアリングを交換したものの修復できず、その後も何度かピットへ向かって大きく後退しており、ポジションを取り戻そうとしていた。
まずクビアトとマグヌッセンはプール・セクションで接触があり、ラスカスでバリアにクラッシュ。スチュワードは「クビアトは二度、軽く接触することでオーバーテイクするためのスペースを作り出した」と判断して、厳しい罰を下した。ペナルティポイント「2点」も追加され、クビアトは累計7点となっている。
クビアトは「マグヌッセンにブロックされた」と主張したが認められず、事故でレースを失った上に、次戦まで影響が及ぶことになってしまった。
マグヌッセンは、クビアトとの事故後も走り続けていたが、ミラボーで単独クラッシュを演じて、結局リタイアに終わった。