SBK(スーパーバイク世界選手権)第7戦ドニントンラウンドは、イギリスのドニントンパークで決勝第2レースを行ないトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が優勝した。
ポールポジションから好スタートでレースをリードしたサイクスを追ったのはチームメイトのジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)。サイクスとレイが序盤から抜け出してテールtoノーズのトップ争いを展開。終盤の19周目のメルボルンヘアピンで勝負に出たレイが一度はトップに浮上するも、続く最終コーナーでラインを外し、その間にサイクスがトップを奪還。レイは最終ラップのセクター2で遅れ、最終的に2秒017差でサイクスが逃げ切りレース1に続いて優勝、ホームレースを完全制覇した。この勝利でサイクスはSBK通算30勝目を記録した。
レイは2位でゴール、ランキングトップを守った。3位にチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が入賞。これにより、サイクスがデイビスを逆転してランキング2位に浮上、デイビスはレース1のノーポイントが響き、ランキング3位に後退した。
SBKルーキーのロレンツォ・サバドーリ(イオダレーシングチーム)が4位に入賞。終盤に追い上げて5番手争いを制したレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)が5位に続き、ニッキー・ヘイデン(ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)は最後に逆転されて6位に終わった。
ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が7位、マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が8位に、ジョシュア・ブルックス(ミルウォーキーBMW)が9位、キャメロン・バービアー(パタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム)が10位に入賞した。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ポールポジションスタートのケナン・ソフォグル(カワサキ・プセッティレーシング)が危なげない走りで優勝。2位争いをパトリック・ヤコブセン(ホンダ・ワールドスーパースポーツチーム)が制し、3位にランディ・クルメナヒャー(カワサキ・プセッティレーシング)が入賞した。大久保 光(CIAランドロード・インシュランス・ホンダ)は最終ラップの最終コーナーでのバトルを制して15位入賞、前戦セパンに続いて2戦連続入賞を果たした。