トップへ

ニュル24時間:最終周の逆転劇でブラックファルコンの4号車メルセデスがV

2016年05月30日 00:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

4号車メルセデスAMG GT3(AMG-チーム・ブラックファルコン)
29日、第44回ニュルブルクリンク24時間は、現地時間15時30分に24時間レースのチェッカーが振られ、チーム・ブラックファルコンの4号車メルセデスAMG GT3が劇的な逆転優勝を飾った。

 24時間レースの優勝争いは、ブラックファルコンの4号車とHTPモータースポーツの29号車メルセデスAMG GT3が最後まで接戦を繰り広げる手に汗握る展開となり、2番手につけていたブラックファルコンの4号車が土壇場の最終ラップにHTPモータースポーツ29号車のインに飛び込み接触しながらもトップを奪取。そのまま逃げ切った4号車は最後もニュルブルクリンク24時間史上、最も僅差となる5.697秒差でトップチェッカーを受け、劇的な逆転優勝を飾った。

 3位はハリボ・レーシングのメルセデスAMG GT3 88号車が入り、メルセデス勢が表彰台を独占。4位にもブラックファルコンのメルセデスAMG GT3 9号車が入り、シルバーアローが1-2-3-4フィニッシュを果たした。

 日本勢は、星野一樹らがステアリングを握る、ニッサンGTアカデミー・チームRJNニッサンGT-RニスモGT3 35号車が総合11位で最上位。スバルWRX STI 106号車はSP 3Tクラスのトップを守りぬき、見事2年連続のクラス優勝(総合20位)を達成。トムスが開発に携わりSP PROクラスにエントリーしたレクサスRC F 36号車は総合24位(SP-PROクラス1位)、クロスオーバー車両のトヨタC-HR RacingでSP 2Tクラスに挑戦した326号車はクラス3位(総合83位)で完走を果たした。SP 3TクラスのレクサスRC F 188号車はリタイアに終わっている。