F1モナコGPに向けて、トークンを使用した新スペックのパワーユニットを2基、投入したルノー。今回はレッドブルのダニエル・リカルドとルノーチームのケビン・マグヌッセンが新しいICE(エンジン)、TC(ターボチャージャー)、MGU-H、MGU-Kを搭載。マグヌッセンのみES(エナジーストア)も新コンポーネントを投入している。
ルノーは今季の開幕までに7トークン、バーレーンGPで1トークンを使用。モナコGPの週末に、FIAが各マニュファクチャラーの残りトークン数を発表したことで、今回のアップデートには「3トークン」を使用したことが明らかになった。
ルノー・エンジンのテクニカルディレクターを務めるレミ・タファンは、今回のアップデートは「0.5秒のタイムアップに相当する」と述べているが、トークンを使用した箇所については明らかにしていない。
最新のパワーユニットは、モナコGP前のバルセロナ・テストから用意され、ルノーユーザーのドライバーたちから高い評価を得た。ルノーは、まだ21トークンを残しており、これは4メーカーのうちで最も多い数だ。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンとルノーのジョリオン・パーマーには、次戦カナダGPから最新スペックが供給される。
ホンダは依然シーズン中にトークンを使っておらず、あと14トークン残っている。
<5月28日発表のトークン使用状況>
フェラーリ:26(残り6トークン)
ホンダ:18(残り14トークン)
メルセデス:21(残り11トークン)
ルノー:11(残り21トークン)