スタート進行時も雨脚が弱まる気配はなく、レースはセーフティカーランでスタートすることに。なお、ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)はウォームアップ走行の際にスピンを喫してグリッドに間に合わなかった関係で最後尾からのスタートとなった。
スターティンググリッド順で周回が進んでいくかに思われたが、2周目に小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)がピットイン。ステアリングを交換しすぐにピットを後にした。また、3周目を終えるところでストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)もピットイン。こちらは無給油走行を狙って給油を行うスプラッシュ&ゴーですぐにピットアウトし、可夢偉の後ろに入る。
その後も、4周目を終えるところで関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、小暮卓史(DRAGO CORSE)、カーティケヤンが、5周目を終えるところで中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が同様にスプラッシュ&ゴーを行い、セーフティカーランの隊列の後ろへと付いた。
雨脚がさらに強まっていく中、6周目のダブルヘアピンに差し掛かるところで2番手を走っていたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がマシンをストップさせた。駆動系のトラブルが発生したようで、これで戦列から離れることに。塚越広大(REAL RACING)が2番手に繰り上がり、3番手にはチームメイトの伊沢拓也(REAL RACING)がついた。