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『ハンナ・アーレント』監督が手掛けるミステリー『生きうつしのプリマ』公開へ

2016年05月28日 02:41  リアルサウンド

リアルサウンド

『生きうつしのプリマ』(c)2015 Concorde Filmverleih / Jane Betke

 『ハンナ・アーレント』を手がけたマルガレーテ・フォン・トロッタ監督の最新作「The Misplaced World(英題)」が、『生きうつしのプリマ』の邦題で、7月16日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開されることが決定した。


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 本作は、フォン・トロッタ監督が『ハンナ・アーレント』主演のバルバラ・スコヴァとふたたびタッグを組んだミステリー。ドイツに暮らすゾフィがニューヨークへ渡り、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性カタリーナの秘密を探る模様を描き出す。


 バルバラ・スコヴァが一人二役で秘密を抱えたカタリーナとエヴェリン役を演じるほか、『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマンが母のもうひとつの顔と向き合うことになるゾフィ役、『愛を読むひと』のマティアス・ハービッヒが父ポール役をそれぞれ演じる。


 このたび公開されたポスタービジュアルには、ネットニュース記事の中のカタリーナを背景に、彼女を求めて見知らぬニューヨークの街を彷徨うゾフィの姿が、“母と同じ顔をしたメトロポリタン・オペラのプリマドンナ。彼女は誰なのか?”のコピーとともに捉えられている。


 あわせて公開された予告編では、父親が偶然見つけたことによりカタリーナの存在を知ったゾフィが、母とカタリーナの関係を探るため、ニューヨークを訪れる様子が映し出される。カタリーナに拒絶されながらも、亡き母の封印された過去を求め、ニューヨーク、ドイツ、イタリアへと舞台を移しながら、ゾフィが真実に近づいていく様子をミステリアスに描いていく。(リアルサウンド編集部)