2016年F1モナコGPの木曜プラクティスで、ルノーのケビン・マグヌッセンは18位/17位、ジョリオン・パーマーは20位/19位だった。
■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ケビン・マグヌッセン フリー走行1=18位/2=17位
理想的な一日とはいえない。バルセロナテストで一歩前進したと思ったが、このサーキットではマシンが予想していたような性能を示していない。最新スペックのエンジンがそれなりに進歩し、効果を発揮しているのは間違いないが、セットアップに課題がある。ダウンフォースを見つける必要があるんだ。
FP2を切り上げなければならなくなり、残念だ。アンダーステアが出てウォールにヒットしてしまった。コーナーに入っていったら、グリップが全くなかった。
ありがたいことにダメージを負ったのはフロントウイングだけだったから、パーツをひとつ装着するだけという感じで、クルーは苦労せずに済むよ。
(同じ最新ルノーエンジンを積むダニエル・リカルドがFP2でトップタイムを出したことについて聞かれ)すべてシャシーの差だ。エンジンは効果を見せている。ちゃんと進歩している。
ベストクラスのエンジンを積んでいたとしても、今の位置とさほど変わらないだろう。つまり今はエンジンは大きな問題ではないということだ。
ルノーは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは約束していた数値、目標としていたラップタイムを達成したんだ。とても心強いよ。
あとはマシンを改善するだけだ。大仕事になるだろうけどね。今週末も、次の週末も、結果は出せないかもしれないが、冷静さを保って努力し続けなければならない。
残念なことに僕らはマシンを悪い方向に持っていってしまった。僕らのミスだ。テストの時よりマシンを改善したと思っていたのだけれど。
試しているものの中には改善を示しているものもあるけれど、バランスとセットアップの点ではこのコースでマシンはよくなっていない。
よく知っているセットアップに戻す。何度も採用してきて、このコースに適しているセットアップにね。それでよくなればいいんだけど。今のところマシンの挙動がターンインでピーキーで、それがモナコには向いていないんだ。
ジョリオン・パーマー フリー走行1=20位/2=19位
マシンに関して進むべき方向性を理解したと思う。ここから大きく前進できるはずだ。
今日はあまりいい形でスタートできなかった。路面がすごく滑りやすく、タバココーナーでミスをした。限界までプッシュしていたら、少しオーバーステアが出て、ウォールにヒットしてしまった。
先週のテストで行っていたことを試した。僕らには速さはなかったが、たくさんの作業ができたのはよかったよ。土曜にどうなるのか、楽しみにしていよう。