フェルナンド・アロンソが、モナコGPで3基目のエンジンを使用する見込みであることが分かった。このエンジンは改良されているものの、トークンを使ったアップグレードはなされていない。
開幕戦で大クラッシュを喫したアロンソは、第2戦バーレーンから2基目のエンジンを使っていた。英Autosportの情報では、第6戦モナコでアロンソはICEを交換する予定だが、このエンジンは信頼性の面で改善が施されたのみで、トークンを使用したパフォーマンス的なアップグレードはなされていないという。
ホンダはパワーユニットマニュファクチャラーの中で唯一、開幕後トークンを使ったアップグレードを行っていない。
ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は、トークンを小出しにするのではなく、一度で効率的に大きな改善を見込めるような形でアップグレードしていきたいとの考えを以前から示している。
アロンソとはパワーユニットの使用サイクルが異なるバトンは、モナコでは前戦と同じ2基目のエンジンを使用する。
しかし2台とも、バッテリーとコントロールエレクトロニクスユニットは信頼性の面の改善が施された新しいものに交換されるようだ。
合計21戦の今年はドライバーひとりあたりパワーユニットを5基使用でき、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのいずれかが6基目以降に入った場合はグリッドペナルティが科される。