映画監督のソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)が手掛けるオペラ作品「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」が5月24日、ローマ歌劇場で初演を迎えた。メインキャストの衣装は「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が手掛け、6月30日までの期間、全15公演を予定している。
S.コッポラのオペラ監督デビュー作、衣装はヴァレンティノの画像を拡大 「ラ・トラヴィアータ」に登場するフローラとコーラスの衣装は、「ヴァレンティノ」のクリエイティブディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)とピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がローマ歌劇場の衣装チームと共に手掛けた。主人公・ヴィオレッタの衣装は「ヴァレンティノ」創業者のヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)が担当し、メゾンのアトリエで製作した。
同作はソフィア・コッポラのオペラ監督デビュー作となる。コッポラが手掛けた映画「マリー・アントワネット」(2006年)を見て感銘を受けたヴァレンティノ・ガラヴァーニが「ラ・トラヴィアータ」の監督をオファーし、実現に至ったという。舞台美術は「バットマン ビギンズ」や「ダークナイト」を手掛けた英プロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが担当する。