世界耐久シリーズ開幕戦のル・マン24時間耐久レースに初挑戦で表彰台獲得という快挙を成し遂げたTSRが、今度は第2戦ポルトガル12時間耐久レースに参戦することを発表した。
参戦するライダーは、ル・マンから引き続き渡辺一馬、ダミアン・カドリン。さらにWSSに参戦しているパトリック・ジェイコブセンが加わる。
「状況次第によって当初から参戦も視野にいれていた」というTSR。ポルティマオでの世界耐久レースは初開催となる。耐久レース本場のル・マンに初挑戦で3位に入ったTSRだけに、世界耐久マスターたちも初挑戦になるポルティマオでの活躍は大きな期待が持てる。
藤井正和監督は「新たなチャレンジに向けてチームは必死の作業を続けているところ。我々は常に勝利を目指しているからね!」と頼もしいコメント。
渡辺は「僕にとってポルティマオは初めてのサーキットだけれど、またこのチームと一緒に世界耐久を戦えるのはうれしい。ル・マン24時間での3位という成績にも手ごたえは感じているし、ライダーとして更なる成長を示せるように、そして夏の8耐に向けて勢いを付けるためにもここで優勝を目指して精一杯戦いたい」と語る。
世界耐久シリーズのプロモーションであるユーロ・スポーツイベントは、「世界耐久レースの中でも鈴鹿8耐は特別な一戦。2017年は鈴鹿8耐を最終戦として新たなスタートを切ります。その前年にTSRが開幕戦で表彰台を獲得し、第2戦にも参戦が決定。もちろん第3戦の鈴鹿8耐でも活躍するでしょうから、世界チャンピオンも見えてきます。我々も大きな期待を寄せています」と述べている。
TSRがいま、世界的に大きな注目を集めている。