ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』が、9月7日から東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演される。
同公演は、韓国の創作ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』の日本版初演。ヴィンセントと弟テオとの間でやりとりされた約700通にもおよぶ書簡をベースに、名画にまつわるエピソードを交えながら彼らの半生を描いた二人芝居だ。
日本版初演には、ヴィンセント役に橋本さとし、テオ役に岸祐二がキャスティングされている。橋本は「誰が見ても、『ここにヴィンセント・ヴァン・ゴッホが立っている』という人物像を創り上げ、演じていきたいと思います」とコメント。岸は「自分が育んだものを全て出し尽くすためにこの作品に出会えたんだと思っています。それくらいの意気込みを持って挑みたいと思います」と意気込みを語っている。
また橋本と岸が出演する公演のほか、ヴィンセント役として泉見洋平、野島直人、テオ役として上山竜治、入野自由がそれぞれペアを組んだ4つのバージョンも上演される。なおテオ役の俳優はテオ以外の様々な人物も演じる。
演出と上演台本は、舞台『いやおうなしに』『ライチ☆光クラブ』などの河原雅彦が手掛ける。河原は「日本人キャストならではの魅力や味を加味しながら、日本版のオリジナリティを出した良い舞台に仕上げたいと思います」とコメントしている。訳詞は森雪之丞が担当。チケットの一般発売は7月上旬から開始予定。なお9月2日には東京・かめありリリオホールでプレビュー公演が実施される。