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トロロッソ、型落ちフェラーリから最新PUへのスイッチを希望

2016年05月25日 16:01  AUTOSPORT web

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2016年スペインGP カルロス・サインツJr.(トロロッソ)とキミ・ライコネン(フェラーリ)
トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、来年は最新のパワーユニットを使用したいと語った。今年同チームはフェラーリの2015年型パワーユニットを搭載している。

 昨年レッドブル陣営とルノーの関係が悪化、パワーユニットの確定が遅れた結果、最終的にトロロッソは今年1年落ちのフェラーリを積むこととなった。

 トストは、今のところ型落ちフェラーリに満足してはいるが、来年は最新のパワーユニットを搭載したいと考えている。
 全マニュファクチャラーがシーズンを通してアップグレードを行っていくが、トロロッソが積む昨年型には改善は適用されないため、今後どんどん差が広がっていくものと予想されている。

「エンジンのパフォーマンスには極めて満足している。フェラーリはパフォーマンスの面で優れたユニットを提供してくれている」とトスト。

「(しかし、来年は他チームと)同じ仕様を確保しなければならない」

「去年は決定が遅れたため、提供されるものを受け入れるしかなかった」

「だが今年は状況が違う。来年は他と同じ仕様が欲しい」

 今のところトロロッソが来年どこのパワーユニットを搭載するのかまだ明らかになっていない。

 5月上旬、トロロッソがホンダとの契約に強い関心を持っているという報道が一部でなされた。しかしホンダは、規則に従い求められれば複数チームへの供給を行いたいが、現状では難しいと述べており、マクラーレン側も当面はホンダとは引き続き独占契約であると主張している。