アメリカン・ホンダモーターは24日、新型アキュラNSXの北米仕様量産車の第一号車がオハイオ州メアリズビルのホンダ・パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)でラインオフされ、オーナーに納車されたと発表した。
すでにモータースポーツ界でも実績があるNSXは、PMCですべての車両が生産され、世界中にデリバリーされることになる。その記念すべき1号車は、2016年1月に行われたチャリティオークションで権利を落札したリック・ヘンドリック氏がオーナーとなった。なお、その落札金額120万ドルは、アメリカのふたつのチャリティ団体に寄付された。
「この素晴らしい新型NSXの1号車を手にすることと、これを通じてチャリティーに貢献できることは、非常に特別な瞬間であると感じている」とはオーナーとなったヘンドリック氏。
また、PMCでNSX生産プロジェクトリーダーを務めるクレメント・ズソーザは「今日は、我々PMCにとって大きな夢が実現した日であり、このオハイオで30年以上にわたり培ってきた生産技術や知見の集大成となる日だ」と語った。
「NSXのデザインや生産においては、熟練したスキルを持つエキスパートたちが集まり、高いクラフトマンシップによる大きなイノベーションを実現している」