事件はサーキットの外でも起きている。もちろんサーキットの中で起きているのは言うまでもない。シーズン開幕後も水面下で蠢いているチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
POWER UNIT:“クジ引き”でパワーユニット供給の噂
従業員への給料支払いが滞る中
こんなところでも入金遅れの影響が……
メルセデス、ルノー、フェラーリ、ホンダの4社が、来季のパワーユニット供給の契約状況をFIAに申告した。これにより、ザウバーとトロロッソの2チームは、現時点でどのマニュファクチャラーとも契約を結んでいないことが明らかになった。
メルセデスは、ワークスチームのほかにウイリアムズ、フォース・インディア、マノーとの契約があり、ルノーはワークスとレッドブルに供給すると申告した。だが、フェラーリの届け出はワークスとハースだけで、現在の供給先のひとつであるザウバーが含まれていなかった。おそらく今季の支払いが予定どおりに行われていないためだろう。ホンダはマクラーレンのみに供給予定となっている。
したがって、FIAは先日合意したルールに基づき、まずホンダに2チームのうちいずれかへの供給を命じることができる。残った1チームについては、すでに4チームを抱えるメルセデスを除いて、供給先が2チームとなるホンダ、フェラーリ、ルノーの3社による「クジ引き」で決定することになる。
つまり、ロン・デニスの意向がどうであれ、4社が同意したルールにより、ホンダは最大で3チームへ供給しなければならない可能性があるということだ。
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