トップへ

2017年の休日の少なさを嘆く声相次ぐ 「土曜祝日を振替休日にする制度作ってくれ!」

2016年05月22日 10:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

土日以外に祝日で休めるのは嬉しい。しかし、祝日は日並びによっては、実質的に恩恵を受けられなくなることもある。

2016年に祝日によって土日以外に休みになった日数は16日だが、なんと2017年は12日と、2016年に比べて4日も少ない。この事実に、ネット上では「生きる気力を無くした」とコメントされるなど、悲しみのムードが漂っている。

「はよハッピーサタデー制度を作れや!」

「これはヤバい 社畜が発狂するんじゃねえの」「つらたん…」
「政府は対策立てるべきだろ おかしいよこんなの」

ネットでは、2017年の年間休日が少ないことを嘆く声が多数出ている。2017年は祝日が土曜日に重なってしまい、実質的になくなってしまうケースが多い。

カレンダーを見てみると、2月11日の建国記念日、4月29日の昭和の日、9月23日の秋分の日、12月23日の天皇誕生日の4日間が土曜日に当たっている。土曜日に重なるこの4日の分だけ、2017年は休みが減ってしまう形になる。

祝日が日曜日に当たった場合は、月曜日が振替休日になる。それなら、祝日が土曜日に当たった場合はなぜ振替休日にならないのか。土曜日も休みではないか!と文句も言いたくなるだろう。

だが日本の法律では、休日と定義されているのは日曜日だけなのだ。そのため、「国民の祝日に関する法律(祝日法)の規定を見ても、「『国民の祝日』が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い『国民の祝日』でない日を休日とする」と定められており、残念ながら祝日が土曜日に重なった場合、月曜日に振替休日にはならない。

こうした事実に際し、ネットでは「いい加減土曜日の祝日も振り替えで月曜休みにしろや」「はよハッピーサタデー制度つくれや」といった声も出ている。

一方、新しい祝日「山の日」の存在に安堵する人も

すっかり意気消沈ムードに包まれているが、ネットユーザーの中には、2016年から新たに国民の祝日に加わる「山の日」の存在を覚えている人もいた。

「山の日」は8月11日。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」というのが趣旨で、お盆休みにつけて連休にすることもできる。2017年の8月11日は幸い金曜日のため、祝日になっている。

「2017年の祝日は土曜日と被りまくっていると知ってテンション下がったけど、8月11日に『山の日』なる新祝日が出来てる事を知ってメンタル若干回復す」

と安堵するコメントも見られた。

なお、国民の祝日が増えるのは、1996年に設けられた「海の日」以来20年ぶりのことだ。2016年に比べれば依然として休日は少ないが、山の日の登場により少しは気分も晴れるかもしれない。

あわせてよみたい:休日に親睦会開く上司にウンザリ