FIA フォーミュラE第8戦ベルリンePrixは21日に公式予選が行われ、ジャン-エリック・ベルニュ(DSバージン)が2015/16シーズン初のポールポジションを獲得した。
昨年の空港跡地から、ベルリン市内に舞台を移して開催される今年のベルリンePrix。予選前にドライコンディションで行われた2回のプラクティスでは、ランキング2位のセバスチャン・ブエミ(e.ダムス・ルノー)とネルソン・ピケJr.(ネクストEV TCR)がそれぞれトップタイムをマークした。
4グループ各6分間で争われた予選では、第1グループで登場した選手権リーダーのルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ)が2番手タイムと伸び悩み、その後はポジションをダウン。続く第2グループの4人が第1グループ首位のオリバー・ターベイ(ネクストEV TCR)を上回る展開となり、ここでディ・グラッシは早くもスーパーポール進出を阻まれることとなった。
第4グループを終えて上位に残ったのは、ブエミ、ブルー・セナ(マヒンドラ)、ベルニュ、ニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)、ダニエル・アプト(アプト・シェフラー・アウディ)で、この5人でポールポジションが争われることとなった。
注目のスーパーポールでは、3番目にアタックしたベルニュが57秒811でアプトとハイドフェルドを上回ると、続くアタッカーのセナも最終コーナーをミスして58秒台。グループ予選首位のブエミもベルニュのタイムにわずか0.016秒届かず、結果、ベルニュの通算4回目となるポールが決まった。
11ポイント差で2位のブエミをリードするポイントリーダのディ・グラッシは5列目10番手スタートとなった。
決勝は日本時間の23時スタート。レースの模様は、10時50分からCSテレ朝チャンネル2で生中継される。