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『ライザップ』で変身の峯岸も食べた、ブロッコリーの効果

2016年05月21日 20:50  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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お手軽な価格で1年中手に入り、なにげなく食べているあのブロッコリーは、ダイエットやアンチエイジングの強い味方。そんな、ミラクル野菜のすごさを紹介。 今年、ダイエットジム『ライザップ』のCMで、スリムになったボディを披露したAKB48の峯岸みなみさん。その峯岸さんがダイエット中によく食べていたというのが“ブロッコリー”だったということが話題に。 実はブロッコリーは栄養素が豊富で、ボリュームがあるのに、カロリーは1株(約125g)で、なんとたったの41kcalと、ダイエットには最適な食材。最近ではお弁当のごはんをブロッコリーに替えてくれるお店も登場したそう。 そこで森田豊先生に、医学的見地からブロッコリーがなぜダイエットに効くのか、栄養素を逃さず上手にとる方法を教えてもらった。 「ブロッコリーがなぜダイエット食材になるかというと、まずひとつに食物繊維がとても豊富に含まれているからです。便秘の解消や消化機能の正常化などの効果があり、満腹感も感じやすいため食べすぎ防止にもなります。 正しいダイエットは、栄養のバランスを保つことが大切ですが、ブロッコリーはビタミンやミネラルがとても豊富。特に豊富なのがビタミンCです。その含有量はレモンの約2倍。アスパラガスの約10倍含まれています。 そのほか、ビタミンA、B群、Eも豊富です。β-カロテンを多く含んでいる緑黄色野菜のひとつでもあります。ミネラルとしては、カリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などを含みます。カリウムにはむくみを予防する効果もあります。 ビタミンA、C、E、β-カロテンが多く含まれているため、抗酸化作用にも優れていて、シミやそばかすの予防になるなど、アンチエイジングの面でも優れています。 ブロッコリーの栄養をしっかりと摂取するには、最小限の加熱に抑えましょう。ビタミンCなどの栄養素は水溶性のため、加熱していると溶けだして出ていってしまいます。ゆでるときは、2~3分サッとゆでるのをおすすめします。 私たちがふだん食べているのは、花蕾と呼ばれる部分ですが、ブロッコリーの茎の部分にも豊富に栄養が含まれており、これがおいしいんです。ゆでるときはぜひ茎も一緒に。茎の部分は表面をそぎ落として、2~3mmくらいの厚さに切ればOKです」 <ブロッコリーのここに注目> ・食物繊維が豊富で便秘の解消になる ・満腹感を感じやすく、食べすぎ防止に ・ダイエット中でも豊富な栄養素がとれる ・含まれるカリウムがむくみを抑えてくれる ・美容面ではアンチエイジング効果もある ◎教えてくれたのは森田豊先生 1963年、東京生まれ。埼玉県立がんセンター医長、板橋中央総合病院部長を歴任。現在は医療ジャーナリスト、医師として病気の解説、医療問題に取り組み、メディアで活躍。最新刊は『今すぐ「それ」をやめなさい!』(すばる舎刊)