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吉田広樹らのWheels、義援金を熊本県に寄付

2016年05月21日 18:21  AUTOSPORT web

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5月20日、非営利団体/一般社団法人Wheels(ウィールズ)の吉田広樹代表理事が、熊本県庁を訪ね、義援金73万8,000円を寄付、窓口となった手島健司土木部長に目録を手渡した。

 4月14日以降熊本・大分地方を襲った「平成28年熊本地震」直後の23~24日、鈴鹿サーキットで開催された「SUZUKA 2&4」において二輪の武田雄一らが中心になり募金活動を開始した。また四輪では星野一樹、吉本大樹(Wheels理事)、本山哲らが中心になり募金を呼びかけた。これらの活動で集まった募金と、さらにWheelsがインターネットで呼びかけ集めた「Wheels熊本地震支援基金」を合わせたものを渡した。

 Wheelsは、2011年の東日本大震災を機に、「モータースポーツを通して、被災者の方たちに元気や勇気を与えていきたい。子供たちの笑顔を見たい」と設立された非営利団体。受け取ったのは、後世に残るような建築物を作る「くまもとアートポリス」事業を展開する熊本県土木部。東日本大震災時には、東北支援として「みんなの家」を仙台市に建て提供している。

 吉田Wheels代表理事は熊本市出身で、スーパーGTドライバーとしては唯一の熊本県出身者。これまでも東北地区においてレースに子供たちを招待するなど活動してきた。今回、本来はGTオートポリスラウンド開催の週末であったが、震災後初めて郷里へ帰り被災地を目の当たりにした。また住居が倒壊した祖母は避難所生活を送っているという。

 応対した手島部長は「(寄付は)大変ありがたい。被災地の方々のために有効に使わせていただきます」と述べた。吉田は「今後もモータースポーツの力でさまざまな支援をしていきたい」と語った。