今季、スーパーGT500クラスに参戦する千代勝正が『ONSENツーリズム別府特別観光大使』に就任。5月20日に大分県別府市役所で委嘱式が行われた。
今回の大使就任は、かねてより千代と親交のあった長野恭紘別府市長がオファーし、千代が受ける形で実現したもの。
別府の長野市長は、精力的に市政をけん引しているほか、大のモータースポーツ好きとしても知られる人物。千代とは市長就任前に共通の友人を介して知り合ったといい、別府を中心に活動する“千代勝正九州応援団”に発足時からメンバーとして加わっているほか、2015年に市長に就任して以降も応援団の顧問として、千代とモータースポーツの支援を続けている。
しかし、九州地方では今年4月に平成28年熊本地震が発生。別府は大きな被害こそなかったものの、本来であれば今週末に開催されていたスーパーGT第3戦オートポリスが中止となり、また九州方面への旅行自粛などの影響により、観光客が減少。旅館やホテルではキャンセルが相次いでいるという。
「別府市は今回の震災でいろいろな被害を受けました。そういうなかで市民の皆さん共々地元が結束し、震災前の状態に戻そうと頑張っています。今回の千代選手の特別大使就任は我々市民にとっても大きな励みになると思います」と長野市長。
「千代選手がレースで頑張っている姿を見ることで私たちももっと頑張ろうという気持ちを持てると思います。これからも益々活躍して頂いて別府のこともPRし、別府は元気ですということをアピールして頂きたいと願っています」
PR大使に就任した千代は「今回はONSENツーリズム別府特別観光大使に任命して頂き、本当にありがとうございます」とコメントしている。
「千代勝正九州応援団の皆さんと交流を深めるために年に一度は別府を訪れていました。本来であれば、この週末もオートポリスでスーパーGTが開催される予定でしたが、震災の影響で中止となり九州に来る機会が減るところでした」
「自分自身で九州の皆さんに何か力になれることはないかと考えていたところに、今回のお話を頂き、ぜひお受けしたいと考えすぐに決断しました。今後はモータースポーツを通じて別府や九州の皆さんに元気や勇気を与えられるよう、もっと活躍して、別府の素晴らしさをアピールしていけるように頑張りたいと思います」
千代のONSENツーリズム別府特別観光大使としての初仕事は、5月22日に別府市内で行われる別府観光PR活動となる予定だ。