世界ラリー選手権(WRC)第5戦ポルトガルは20日、SS2~9のデイ2が行われ、クリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が総合首位につけた。
2戦ぶりにWRCへ参戦するミークは、SS2~3でトップタイムをマークすると、デイ1午前中最後のステージであるSS4でトップと0.2秒差のステージ2位を獲得。2番手に対し、11.5秒のリードを築くことに成功する。
ミークは午後のステージでも快走。SS5~7では3SS連続でステージ優勝を果たすなど、ライバルを突き放し、最終的にリードを31.9秒まで広げてデイ1を終えた。
総合2番手には一時、午後の走行でハードタイヤをチョイスしたダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)がつけたものの、SS7でタイヤがパンクして総合3番手へ後退。かわって、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が総合2番手につけた。オジエとソルドの差は5.4秒と僅差だ。
4番手にはアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)、5番手にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)と続いており、ミークのチームメイト、ステファン・ルフェーブル(シトロエンDS3 WRC)が総合6番手につけている。
オジエの僚友、ヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)はパワーステアリングにトラブルが発生。トップと約1分50秒差の総合9番手と苦戦を強いられている。
また、SS5では前戦ポルトガルで勝利したヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)がクラッシュ。マシンが炎上するアクシデントが発生している。
21日のデイ3はSS10~15の6SSが行われる。