スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は20日、『平成28年熊本地震』の影響により開催を中止したシリーズ第3戦オートポリスの代替イベントを最終戦もてぎの週末に行うと発表した。
阿蘇の山間にあるオートポリスは、4月14日に発生した熊本地震の前震ではさほど影響を受けなかったものの、4月16日の本震では強い揺れに見舞われ、コースや施設にダメージを受けた。そのため、4月18日には施設クローズを発表。その後5月21日~22日に開催を予定していたシリーズ第3戦オートポリスを開催を中止したほか、当初は5月15日までとしていた施設クローズを現在も継続している。
GTAは地震翌日からオートポリス側と密接に連絡を取りあい、サーキットへのアクセス道路や熊本市内の状況について情報交換を続けたが、「今年の開催は難しい」として、5月3日のGTA取締役会で開催の中止を決議していた。
本日、GTAが発表した概要によると、11月12日~13日の第8戦もてぎ250kmレースを『熊本地震復興支援大会(仮称)』として開催。12日(土)に代替戦の公式予選と決勝レース、13日(日)に第8戦の公式予選と決勝レースを行うという。また、それに伴って11日(金)には練習走行も行われる。
気になるウエイトハンデは、第3戦代替については参戦7戦目のウエイト(ポイント×1kg)で、第8戦については参戦8戦目の車両はノーウエイトで争われる。練習走行については、参戦7、8戦目のものが適用されるとのこと。
なお、現段階でレース距離などの詳細は明かされておらず、詳しい情報は後日改めてアナウンスするとしている。