2016年05月20日 14:51 弁護士ドットコム
東京都の舛添要一知事は5月20日、定例記者会見で、みずからの政治団体の政治資金をめぐる疑惑について、第三者の専門家に調査依頼することをあきらかにした。現在、複数の弁護士に打診しており、「引き受けてもらったら、すぐに調査をはじめたい」と述べた。
【関連記事:ビジネスホテルの「1人部屋」を「ラブホ」代わりに――カップルが使うのは違法?】
会見の冒頭、舛添氏は「都民のみなさまにご心配をおかけしていることを心から深くお詫び申し上げる」と頭を下げて謝罪。千葉県木更津市のホテルに宿泊していたことなど、政治資金をめぐる疑惑については「第三者の厳しい公正な目で調査、公表してもらう」「私自身のヒアリングを含めてきちんと対応したい」と繰り返して、明確な回答を避けた。
第三者の弁護士の選定は、舛添氏側がおこなっているが、「どなたが見られても私に贔屓目でない人物を選びたい」と述べた。調査費用については、税金ではなく舛添氏が支出する。調査結果をまとめる目処については「できるだけ早く全力をあげて調査したい」と回答した。
自身の進退については、「全身全霊をつくして仕事をして都民の信頼を回復したい」と述べ、辞任を否定した。
(弁護士ドットコムニュース)