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第100回インディ500、若手のチャベスが4日目のトップに。琢磨は26番手とスピードを上げられず

2016年05月20日 13:41  AUTOSPORT web

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第100回インディ500プラクティス4回目/この日のトップスピードを記録したギャリー・チャベス
16日から走行がスタートした第100回インディアナポリス500マイルレース。プラクティス4日目となる19日は、ギャリー・チャベス(デイル・コイン・レーシング)がトップスピードを記録している。佐藤琢磨(AJフォイト)は、26番手で4日目を終えている。

 プラクティス4日目もエントリーされた全33台が走行を重ね、週末の予選に向けてマシンを仕上げていった。

 昨年は宙を舞う大きなクラッシュがプラクティス走行で多かったが、今年はここまでスペンサー・ピゴットが前日にクラッシュを喫したのみで、この日も大きなクラッシュはなかった。各チームが昨年から導入されたエアロキットの特性を学んだこともあるだろう。

 4日目のトップスピードを記録したのは、デイル・コイン・レーシングのチャベス。昨年、ブライアン・ハータ・オートスポートからデビューした2014年のインディライツ王者は今季レギュラーシートを獲得できていなかったが、デイル・コインからインディ500への参戦が決定。期待の若手ドライバーは、この日66周を走行し、総合でも4番手のスピードとなる227.961mphを記録した。

「まだプラクティスだよ。でも、かなりいい感じさ。INDYCARへ来て、初めてインディアナポリス・モータースピードウェイでトップに立てたんだからね。チームの仕事に満足している。ホンダのパフォーマンスにも喜んでいるよ。全体的に、強力なパッケージを僕らは持っているんじゃないかな」とチャベス。

 タウンゼント・ベルが2番手、カルロス・ムニョスが3番手とアンドレッティ・オートスポートは、順調にプログラムをこなしているようだ。
「終日、レースセットアップを進めて多くの利益を得ることができた。アンドレッティというエントリーのもと5台がお互いにサポートしていて、チームの仲間を誇りに思うよ。学ぶ情報がとても多く、自分がすることが認識できる。5台体制の一部になれて感謝しているんだ」とベテランドライバーのベルがコメントしている。

 4番手にはチャベスのチームメイト、コナー・デイリーが入り、シボレー勢最上位となる5番手にチャーリー・キンボールが入った。佐藤琢磨(AJフォイト)は、この日もなかなか走行を重ねられず54周を走破。225mph台には入ったものの、26番手のスピードで4日目を終えた。

 予選前最後のプラクティスデーとなる20日のファスト・フライデーは、予選に向けてターボチャージャーが導入される。