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スター歌手を目指す少年たちの青春映画『歌声にのった少年』9月24日より日本公開決定

2016年05月20日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C) 2015 Idol Film Production Ltd/MBC FZ LLC /KeyFilm/September Film

 ハニ・アブ・アサド最新作『The Idol』が、邦題『歌声にのった少年』として9月24日から上映されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、パレスチナ・ガザ地区を舞台に、スター歌手を夢見る少年とその仲間の青春を描いたヒューマンドラマ。実在する本作のモデル、歌手のムハンマド・アッサーフの物語に感銘を受けたというハニ・アブ・アサドが監督を務めている。


 本作のモデルになったムハンマド・アッサーフは、全米の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のエジプト版「アラブ・アイドル」に出場し、2013年の“アラブ・アイドル”に輝いた人物。アラブで知らない人はいないスーパースターとなった現在も、歌手を続けながら国連パレスチナ難民救済事業機関青年大使を務めるなど、平和への活動を続けている。


 監督を務めるハニ・アブ・アサドは、『パラダイス・ナウ』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭ヨーロピアンフィルム賞を受賞した経歴を持つ。4月から日本公開が開始した『オマールの壁』でも再びアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされている。これまでは、シリアスな政治や国際問題に真正面から迫る社会派ドラマを手掛けてきたが、本作では「美しく感動的な物語が作りたい」と新境地に挑んでいる。(リアルサウンド編集部)