16日から走行がスタートした第100回インディアナポリス500マイルレース。18日に行われたプラクティス3は、であるライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がトップスピードを記録した。
前日は雨のため走行がキャンセルとなり、3日目となる18日は各チームが精力的に走行を重ねた。
初日は大きなクラッシュはなかったが、スペンサー・ピゴット(レイホール・レターマン・ラニガン)が最初のクラッシュを喫する。
「今までの中でいちばん大きな衝撃だった。いい気分ではなかったよ。ビデオでクルマが持ち上がるのを見たけど、一瞬で地面に降りた感じはしなかった」
「ヒットしたらすぐにクルマが停止することを願っているよ。今シーズン導入されたドーム型のスキッドとリヤフラップの両方が助けてくれた。クルマが地面に留まっていることは、いちばん重要なことだよ」とピゴット。メディカルセンターでチェックを受け問題はないと診断されている。
その後、デブリやオイル漏れなどにより何度か中断されるも、大きなクラッシュなく18時にセッション終了を迎えた。
3日目でトップスピードを記録したのは、好調な滑り出しを見せているアンドレッティ・オートスポートのハンター-レイ。初日トップのマルコ・アンドレッティのスピードには及ばなかったが、94周を走行し228.202mphを記録した。
2番手には、チームメイトのカルロス・ムニョス。3番手にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、4番手にジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)とシボレーユーザーが続き、5番手にはギャリ―・チャベス(デイル・コイン)が入った。
「前にいることはいいことだね。特にここインディではね。毎年ここでのレースを待っているし、トラックに戻れて、クルマのセッティングを始める。世界で最大のレースのエネルギーを感じているよ。予選セッティングやレースセッティング、それをミックスしたり、いろいろな作業をした。時間への挑戦となった、楽しい一日だったよ」とハンター-レイはコメント。
初日は24周のみの走行に留まった佐藤琢磨(AJフォイト)。3日目も57周となかなか走行を重ねられず、22番手で走行を終えている。