日本での本格的な自動車レースのはじまりとされる第1回、第2回日本グランプリの優勝者であり、レジェンドドライバーの式場壮吉さんが亡くなったことがわかった。77歳だった。
式場さんは、第1回日本グランプリC5クラスではトヨペット・コロナで、第2回日本グランプリGT2クラスではポルシェ・カレラ904で優勝。同レースでは生沢徹さんがドライブするプリンス・スカイライン2000GTとの戦いは伝説として語り継がれている。
レーシングドライバー引退後はシキバエンタープライズを設立し、「レーシングメイト」ブランドで自動車のドレスアップ市場を開拓した。また自動車雑誌「カーマガジン」の編集にも携わり、草創期の日本モータースポーツの牽引役ともなった。
告別式は22日(日)に都内で営まれる。ここに謹んでお知らせするとともに、哀悼の意を表します。