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繊維総合商社モリリンがヴゼットと資本提携 ブランドサポートを強化

2016年05月19日 09:12  Fashionsnap.com

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「ヴゼット」2016-17年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP
繊維総合商社モリリンが、デザイナーズブランドのサポートや提携を通じた新しいビジネスの創出に力を入れている。これまでも「wjk」や「アンリアレイジ(ANREALAGE)」といったブランドを様々な側面でサポートしてきたが、新たに「ヴゼット(VOUS ÊTES)」と資本提携したことを発表した。

「ヴゼット」が繊維総合商社モリリンと資本提携の画像を拡大

 「ウゼット」は、「ヨウジヤマモト パリ」のアトリエでパタンナーを務めていた鈴木忠之が独立し、田辺瑞紀と共に1996年にスタートししたブランドで、今年20周年を迎えた。2月にモリリンと資本提携を結んだことにより、今後はモリリンが「ヴゼット」の素材やもの作りの背景までサポートし、また百貨店など小売に力を入れて海外展開も視野に入れていくという。南青山のブルーノート東京で開催されたアニバーサリーパーティーで鈴木代表は、西麻布の小さなアトリエでスタートしたという20年間の歩みを振り返り、モリリンとの提携を機に「共に協力し成長を目指していきたい」と話している。
 モリリンとデザイナーズブランドの関係では、「アンリアレイジ」のコレクション制作における素材をモリリンが調達し、また工場のマッチングなどの面でもサポートしている。同社は今後も素材や生産力を活かし、ブランドとの提携や連携の拡大を視野に入れながら、新しいビジネスモデルの創出を目指すという。