F1スペインGP直後のバルセロナで開催されたF1インシーズンテストは、5月18日に2日目を迎え、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録して幕を閉じた。
先日レッドブルに移籍、すぐに初勝利を挙げた最年少ウイナーは、午前中にソフトタイヤで1分23秒267をマーク。そのタイムは午後も破られることはなく2日間にわたるテストが終了した。2番手はスーパーソフトでベストタイムを記録したマクラーレンのストフェル・バンドーン、3位はメルセデスのパスカル・ウェーレインと若手ドライバーが続いている。
メルセデスは当初この日は自陣営でDTMに参戦中で、ルノーF1リザーブドライバーを兼任しているエステバン・オコンを起用する予定だった。しかし急きょ新パーツをテストするため、より経験豊富なドライバーに託したいという理由で、ウェーレインが担当することになった。
トロロッソから参加したダニール・クビアトは、午後のセッションでトラブルにより4コーナーと5コーナーでストップ。赤旗の原因となったが、合計116周を走り、6番手で終えている。クビアトは「STR11で、じっくりと走り込むことができた。これでモナコに向けて、自信を持って臨むことができる」と語っている。
フォース・インディア開発ドライバーのアルフォンソ・セリスJr.は、スーパーソフトタイヤを履いて、7番手のタイムを記録。ルノーのケビン・マグヌッセンは、昨日レッドブルでテストしたダニエル・リカルドと同様、新スペックのルノー製パワーユニットについて「ドライバビリティが進化した」と高く評価している。
ウイリアムズのフェリペ・マッサは、チームが2017年規定に向けてデータを収集するための「規格外」リヤウイングをテスト。午前中にコースアウトして、赤旗を出したマノーのジョーダン・キングは10番手となっている。
なお今回のテストに、ザウバーは参加していない。
Pos
No
Driver
Team
Time
Laps
1
33
M.フェルスタッペン
レッドブル
1'23''267
118
2
47
S.バンドーン
マクラーレン
1'24''006
108
3
23
P.ウェーレイン
メルセデス
1'24''145
133
4
21
E.グティエレス
ハース
1'24''592
105
5
31
A.フォッコ
フェラーリ
1'24''720
118
6
26
D.クビアト
トロロッソ
1'24''737
116
7
34
A.セリス
Fインディア
1'25''016
103
8
20
K.マグヌッセン
ルノー
1'25''133
122
9
19
F.マッサ
ウイリアムズ
1'27''167
94
10
42
J.キング
マノー
1'27''615
91