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「ブリュッセル・フラワーカーペット」東京で初開催 アールヌーヴォーから着想

2016年05月18日 21:42  Fashionsnap.com

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六本木ヒルズに広がるフラワーカーペット Image by: FASHIONSNAP
ベルギー・ブリュッセルの花の祭典「ブリュッセル・フラワーカーペット」が5月18日、六本木ヒルズと東京スカイツリーの2ヶ所でスタートした。東京では初開催となり、同日夜に六本木ヒルズで開かれたオープニングセレモニーには舛添要一東京都知事らが参加し、開幕を祝福した。

フラワーカーペットが東京で初開催の画像を拡大

 「ブリュッセル・フラワーカーペット」は2年に1度、8月15日の週の週末に開かれ、1971年に開始してから今回で20回目を迎える。今年は「日本・ベルギー友好150周年」と「ブリュッセル・デイズ」の開催を記念し、本国に先駆けて東京で初めて行われることになった。六本木ヒルズと東京スカイツリーの2会場を彩っているフラワーカーペットは、独創性やリズム、色彩、アールヌーヴォーの曲線から着想。六本木ヒルズのフラワーカーペットは、アールヌーヴォーを代表する建築家ヴィクトール・オルタの作品からインスピレーションを得て制作された2004年のフラワーカーペットがベースとなり、250平方メートルの大きさに菊12,500本、薔薇19,120本、そしてプリザーブドフラワーのあじさいが使用された。
 セレモニーに出席したブリュッセル首都圏政府 ルディ・ヴェルヴォールト首相は、今年発生したベルギーの同時テロと熊本地震を踏まえ、「(同イベントを)祝宴するべきか自問自答したが、こんな時こそ両国が団結し、共にあらねばならない」とコメント。六本木ヒルズに広がるフラワーカーペットについては「アールヌーヴォーのフラワーカーペットをここでお見せできることを非常に嬉しく思っている」と喜びを示した。舛添都知事は、2020年に開催を控えている東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えながら、「美しいフラワーカーペットが、更なる友好都市の発展に繋がることを願っています」と語った。東京のフラワーカーペットの公開期間は5月21日まで。