5月18日昼過ぎ、東武東上線が脱線し、池袋駅~和光市駅間で上下線が運行停止となった。けが人は出なかったが、脱線した電車にNHK職員が乗っていたことが明らかになり、ネット上で話題となっている。
報道によると、東京・板橋区内で10両編成の上り普通電車の5両目が脱線。乗客は近くの中板橋駅まで歩いて移動した。現在、国の運輸安全委員会や警視庁が原因を調べているという。
2月の日航機事故にも遭遇「どれだけ社会に潜伏しているのか」
NHK NEWS WEBでは「乗っていたNHK職員が撮影」として、事故直後の車両内部の様子を紹介。「連結部分の金属製の床が外れて浮き上がっている様子が映し出されています」とアナウンサーが話している。避難する乗客の足元も映っており、ニュース価値はかなり高い。
現場にたまたまメディア関係者が居合わせたということだが、NHKの場合はこうしたケースがやたら多い。2012年の中央高速・笹子トンネルの事故では、甲府放送局の記者が現場に居合わせ生還。そのとき乗っていた愛車が「奇跡のインプレッサ」と話題になった。
14年には東急東横線の追突事故や御嶽山噴火、今年2月に新千歳空港で日本航空機のエンジンから煙が噴出した事故でもNHK職員が偶然居合わせ、現場の状況をレポートしている。
災害や事故現場に遭遇するNHK職員が相次ぐことから、ネットではたびたび「NHK職員の事件遭遇率は江戸川コナン並み」などと言われていたが、今回新たに東上線にも乗っていたことが明らかになり、ツイッターで再び話題になった。
「NHK職員が事件現場にいる率は異常。 普段どれだけ社会に潜伏しているのか」
「漫画の中の世界:事件現場にはなぜか毎回江戸川コナンが居合わせる 現実の世界:事件現場にはなぜか毎回NHK職員が居合わせる」
「NHKお前なんなんだよ江戸川コナンかよ金田一少年かよ」
1万人も職員がいるなら、それほどおかしくない?
ただ、NHKの職員の数からすれば、居合わせるのもそれほど不自然ではないという見方もできないことはない。NHKのサイトによれば、15年度の職員数は全体で1万242人。日本の人口から考えれば約1万2000人に1人はNHK職員がいる計算になるので、
「多数の人が居合わせた事件なら1人くらいいてもおかしくない感じはある」
「『偶然現場に居合わせた』のは仕事中だかオフだか関わらないし、実際に報道に関わってなくたって、経理のおばちゃんでも『NHK職員』には変わりないわけで」
というコメントも寄せられていた。
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