F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、第6戦モナコGPにおける各ドライバーのタイヤ選択を発表した。
今年はピレリが各グランプリに3種類のドライコンパウンドを選び、週末に使用できるドライタイヤ13セットのうち決勝用に2セット、予選Q3用として1セットのコンパウンドが指定されるものの、残りの10セットに関してはドライバーごとにコンパウンドの割り振りを決めることができる。
モナコGPのためにピレリが選択したのはイエロー・ソフト、レッド・スーパーソフト、そして今年初めて導入されるパープル・ウルトラソフト。
決勝用にキープしておかなければならないタイヤはソフト1セットとスーパーソフト1セット。このうち少なくとも1セットは決勝中に使用しなければならない。
予選Q3用1セットとして指定されたのはウルトラソフト。Q3に進出したドライバーは予選後にこれをピレリに返却しなければならず、それ以外のドライバーたちは決勝で使うことができる。
今回はチームメイト同士で異なる選択をしたのはルノーのみ。全員がウルトラソフトを最も多く選んでいるが、セット数は6から10と多岐にわたっている。
メルセデスとフェラーリは今回も異なる選択をした。メルセデスはソフト1、スーパーソフト2、ウルトラソフト10。レッドブルもこれと同じ組み合わせを選んだ。この2チームとルノーのケビン・マグヌッセンは最も柔らかい傾向の選択をした。
これに対してフェラーリはソフト2、スーパーソフト2、ウルトラソフト9を選んでいる。
今回ソフトを多めに選んだのはフォース・インディアとトロロッソで、ソフト3、スーパーソフト3、ウルトラソフト7。マクラーレンはスーパーソフトを比較的多く選択、ソフト1、スーパーソフト5、ウルトラソフト7という組み合わせを指定した。
モナコGPは5月26日から29日に開催される。