香港に拠点を置くKCMGは17日、5月20~21日に上海国際サーキットで開催されるアウディR8 LMSカップ第1戦に、スーパーGT300クラス、スーパーフォーミュラで活躍する中山雄一を起用すると発表した。
アウディR8 LMSカップは、2012年に中国を中心にスタートしたレースで、2016年は中国をはじめタイ、マレーシア、韓国、台湾等を転戦する。2014~15年には富士スピードウェイでも開催されたことがあり、14年には俳優の岩城滉一さんもスポット参戦したことがある。
2014~15年と元F1ドライバーのアレックス・ユーンがチャンピオンを獲得しているシリーズは、GT3カーであるアウディR8 LMSで争われるが、2016年からは昨年デビューした新型R8 LMSが使用される。
そんなアウディR8 LMSカップ第1戦は上海国際サーキットを舞台に開催される予定で、今季から参戦するKCMGはヤン・ケイシェル、マーティン・ランプのふたりに加え、スーパーフォーミュラでも同チームに所属する中山を起用することになった。すでに中山は上海入りしており、週末のレースに備えている。
「KCMGにとって初めてのアウディR8 LMSカップで、ヤンとマーティンとともにレースをすることを名誉に思っています。2014年からチームとともにスーパーフォーミュラに参戦しているので、KCMGは家族のようなものです」と中山。
「それに、GT3カーをドライブできるのがすごく楽しみですし、F1開催サーキットである上海を走ることができるのも特別ですね。僕にとっては一石二鳥みたいなものです!」
「ポール・イップ、そしてKCMGモータースポーツディレクターの土居隆二さんの継続したサポートに感謝しています。週末のレースを楽しみにしていますし、チームのためにポジティブな結果を残したいと思っています」