ドゥカティは、来季からチームの一員に加わる2015年MotoGPチャンピオン、ホルヘ・ロレンソのチームメイトにアンドレア・ドビジオーゾを選んだことを正式に発表した。
ロレンソがヤマハからドゥカティへの移籍を決めたことにより、ドビジオーゾとイアンノーネは残りひとつとなったシートを争っていた。
そんななか、チームは今週火曜日に、ドビジオーゾと2年の契約延長を結んだことを明かし、ロレンソとのコンビで来季に臨むことを発表。イアンノーネは今季限りでチームを去ることとなった。
ドゥカティのゼネラル・マネージャー、ルイジ・ダリーニャは「ふたりのすばらしいライダーのどちらかを選ぶことは容易ではなかった」と語り、次のように続けた。
「ドビジオーゾと2年間の契約延長を結べたことにとても満足している。彼と一緒に4年前に始まった私たちの大きな目標を達成するための仕事を続けることができる」
「チームの一員ではなくなったイアンノーネには申し訳ないと思っている。彼は数年間、ドゥカティで重要な仕事を行い、デスモセディチGPの発展に大いに貢献してくれた」
「彼に感謝するとともに、次戦のイタリアGPで彼が名誉ある結果を得られるよう最大限のコミットメントを提供する」
イアンノーネは、2013年にドゥカティのサテライトチーム、プラマック・レーシングからMotoGPデビュー。2014年にファクトリーチームへ昇格を果たしたが、その関係は今シーズンで終わりを迎えることになった。
「今年でドゥカティとの関係が終わってしまうことは申し訳ない」とイアンノーネ。
「この数年間、僕に機会を与えてくれたドゥカティには感謝しているよ。僕はドゥカティでMotoGPにデビューした。彼らと一緒に育ち、常に自分のパフォーマンスレベルを向上させることができた」
「残りのレースもいつも通り全力を尽くすよ。デスモセディチGPの戦闘力のおかげで、僕たちはいくつかのすばらしい結果を獲得できるはずだ」
一方、ドゥカティへの残留が決まったドビジオーゾは以下のようにコメントしている。
「ドゥカティと合意し、2013年から始まった彼らとの関係を継続できることにとても満足している。ここ数年、僕たちは多くの信頼のもとで働き、デスモセディチGPのレベルをライバルたちと競争できるまで上げることができた。だから僕たちは近いうちに満足のいく結果を得られるはずだ」